観想的感想
友人に借りた本含め、最近色々と小説を読んだので紹介&レビュー的なの書くよ。
ストーリーに関するネタバレはないので気になったら読んでみては?
◆僕は友達が少ない 既刊分
通称、はがない。ブリキさんの絵かわいいです。
ギャグ中心で尚且つ、ラノベ然とした口語体でサクサク読めるっ。
個人的には理科が好き。下ネタを言う女の子は大好物。
そういう女の子っていざ本番ってなったときに普段とは逆にすごい照れたりしそうじゃない?(超個人的妄想
◆俺の妹がこんなに可愛いわけがない 既刊分
桐乃スキーには悪いけど断然黒猫派。同人誌が売れて素で喜んでる黒猫が可愛くて仕方なかった。
アニメを見て持った、おせっかい焼きのいい兄貴という京介への印象は既刊分の小説を読むことで、シスコンの変態野郎に進化しました。京介ェ・・・。
あと、友達のいない女の子も大好物で、黒猫が独りで弁当を食べてる姿とか父性本能がくすぐられてヤバイ。
友達のいない女の子って友情と愛情を天秤にかける必要が無いから、付き合ったら四六時中そばにいてくれてすごい尽くしてくれそうじゃない?(超々個人的妄想
どんどん性癖が露呈していくので真面目に・・・
◆僕のエア
NHKにようこその著者、滝本竜彦さんの8年振りの最新刊。これはラノベに非ず。
他人への恨み妬み、世間への鬱憤などがユーモラスに描かれていて面白いし考えさせられる作品。所謂ファウスト系。
思想的で理屈っぽい感じが好きなので滝本竜彦さんの小説は全部持っております。どの作品も鬱屈した毎日との葛藤がテーマになっているので気になったら読んでみてはどうでしょうか。
◆化物語 上、下
メフィスト賞関係の作家さんの小説にはハズレが少ないと思う。あくまでも僕の主観だけど・・・。化物語もそんな御多分に漏れず、面白かった。
つい笑ってしまうような諧謔的な台詞回しが印象的で読んでいて飽きないです。登場人物が良くも悪くもアニメチックで'いかにも'なキャラばかり。
ライトノベルを自分から求めて買う人にはいいかもしれないけど、俺妹やはがないのような明らかなラノベレーベルからの出版じゃないので(といっても表紙はアニメ絵だけど)
買ったけど自分には合わないって人もいるんじゃないのかなぁ?杞憂かな?実際に友人が講談社文庫から出てる戯言シリーズを読んだけど自分に合わないみたいなこといってたんで、どうなんだろう?
ストーリーの流れとしては京極堂シリーズのような感じで、主人公が遭遇した妖怪に関する事件を知識有するその筋の専門家が説く形式。
アームチェアディテクティブと言っていいのかな…。まあ京極堂との大きな違いは不思議な事が実際あるってことです。
あと、所々に出てくる繰り返しの文に西尾さんのセンスが出てます。
佐藤友哉さんもこんな感じの文を書くけれどやっぱり影響されてるのかな?メフィスト賞の一個先輩だし交流もあるみたいだし。
蛇足ですがwikiに乗っている西尾さんと交流のある作家は全員オススメ。
◆うみねこのなく頃に EP1~8
EP8に関しては賛否両論あるみたいだけど、自分としては楽しめました。
すごいアニメ栄えしそうな内容!!
竜騎士さんも楽しんで書いておられるようですし、作り手が真に作りたいものを作り、受け手もそれを楽しむ。それが同人の本質じゃないのかな。
同人ってレベルのサークルじゃないけれども・・・・。まあ、だからこそ批判も多くなるのかもしれないですね。
EP8はトリックや犯人云々よりも言うなればそれとは別の抽象的で概念的な話だったと思います。思想的といったほうがいいかな。
それを大事なところを煙に巻いたと捉えるか、それこそがこの物語の本義でありテーマであると捉えるか・・・それこそ愛がなければ視えないってやつなんでしょうかね?
なんにしてもEP8はかなり実験的な内容だと思いました。これが竜騎士さんの英断なのか予定調和なのかはわからないけど、確かに賛と否に分かれそうな最後ではあると思います。
ネタバレ無しなんで言えるのはこんな漠然とした事だけですけど・・・・・。
ミステリーの部分に関しては若干腑に落ちない点もあります。だけど全体を通してすごい楽しめたので満足。ストーリー含め、音楽とかキャラとか最高だった!
そして一番最後の
「俺たちは、永遠に一緒だ。」
の台詞にほろっときた。
これはネタバレ・・・じゃないよね?
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